東プレRealForceの選び方を解説!6つの判断材料と一覧表でチェックしよう


こんにちは、ガジェット大好きトーマ(@toma_tokyoboy)です。

僕は今RealForceを2台所有していて、毎日快適に仕事をしています。

いろんなキーボードを試した結果、RealForceがやはり至高という考えに行き着きました。しばらく触らないと禁断症状が現れるくらい、使っていて本当に気持ちいいんですよね。

ただ一口にRealForceと言っても種類が多すぎて絶対に最初迷うので、今回は機種の選び方のポイントを徹底的に解説します!

RealForceの選び方

RealFoceは種類が豊富にあるんですが、基本的には以下の6つの判断材料から、自分好みの組み合わせを選んで購入することになります。

6つの判断材料

  • 変荷重か等荷重か
  • キー配列
  • テンキーの有無
  • 通常タイプか静音タイプか
  • キートップ印刷方法

例えばぼくがRealForceを選んだときの条件は以下の6点。

  • 変荷重
  • US配列
  • テンキー無し
  • 通常タイプ
  • 昇華印刷

そしてこの条件にピッタリ合ったこの機種を購入しました。

なぜぼくがこの組み合わせにしたかは。以下の記事を参考にしてください。

使えばわかる高級キーボードの世界。おすすめキーボードと選び方のポイントも解説

続きを見る

さて、この6点の基準ですが、もう少し細かく説明していきます。

変荷重か等荷重か

使用感に一番影響を及ぼすのがこの項目です。

RealForceは変荷重と固定荷重(等荷重)の2種類があります。

変荷重はキーによって押下圧が変わります。等荷重は全てのキーの押下圧は一定です。

変荷重

RealForceの特徴として、変荷重という作りがあります。変荷重とは、キーによって押下の重さが変わる作りのことを言います。

指をホームポジションでおいた場合、親指、人差し指、中指で押すキーは45g、力の入りにくい薬指、小指で押すキーは30gです。

慣れるまで多少違和感を感じるかもしれませんが、すぐに慣れます。そして一度慣れたら超快適です。

このように重さが違うことによって、長時間タイピングしてもかなり疲れにくく、腱鞘炎などのリスクも避けられます。

文章入力がメインの人は断然この変荷重がおすすめです。

変荷重はこんな人におすすめ

  • 文字入力をメインでタイピングする人
  • 長時間タイピングする人
  • 腱鞘炎に悩まされている人

等荷重

等荷重はその名の通り、すべてのキーの重さが統一されています。

等荷重をおすすめするのは、PCでゲームをする人です。ゲームをする場合、各キーの重さが違うと、かなりやりにくいと思います。ファミコンなどの十字キーで右と左の重さが違ったらかなり気持ち悪いですよね?そんな感じです。

等荷重の中でも3種類あり、「ALL55g」「All45g」と「ALL30g」のものがあります。

一般的なキーボードの重さは50〜60gなので、ALL45gでも普通のキーボードに比べると軽いです。迷ったら基本のALL45gでいいと思います。

ALL30gはかなり軽いのでほとんどタイピングに力がいりません。僕は軽すぎるので違和感がありましたが、女性や撫でるようなタイピングをする人にはおすすめです。ただし触れただけでキー入力されるので、ミスタイプは増えます。

叩くようにタイピングするハードパンチャースタイルの人はAll55gもぜひ選択肢に入れてほしいです。ぼくの2台目として現在メインで使っていますが、しっかり目の打鍵感が気持ちよすぎます。ハッピーハッキングキーボードの打感に最も近いです。55gといっても、一般的なキーボードと同じくらいなので、長時間使ってもそこまで辛くはありません。

合わせて読みたい
食わず嫌いだったRealForce 等荷重55gの打鍵感が極上すぎた!RealForce R2 TLA-US5-Ⅳ レビュー

続きを見る

 

等荷重はこんな人におすすめ

  • PCでゲームをする人
  • 変荷重に違和感がある人

キー配列

JIS配列(日本語)かUS配列(英語)があります。

これは慣れたものをつか言うのが一番です。ほとんどの人は日本語配列でいいかと思います。

とーま
ただ僕は以下の理由でUS配列を愛用中です。
  • 記号が押しやすい
  • Enterキーが横長なので小指で押しやすい
  • 見た目がシンプルでかっこいい

プログラムなどを書く人は、断然US配列のほうがおすすめです。

テンキーの有無

これは仕事内容やキーボードを置けるスペースによります。

数字入力や計算をあまり行わない人はテンキー付きを購入するのがいいと思いますが、基本的にはテンキー無しがおすすめです。

とーま
僕の経験上、テンキーがあるとキーボードとマウスの移動距離が長くなるので、長時間仕事していると腕が疲れます。

Keyboard 1

RealForceはテンキーを別売りしているので、後からテンキーが必要になった場合でも買い足すことができます。テンキーを別で購入すると左側にテンキーを設置できるという利点があります。

通常タイプか静音タイプか

まず前提となるのが、RealForceは、基本的にタイピング音は静かだということです。

RealForceは静電容量無接点方式という作りなので、キーを押下しても他の部分に設置しません。なのでメカニカルキーボードのようにガチャガチャ感はないです。「スコスコスコ」といったイメージです。

それでもうるさい、音を押さえたい、という人は静音モデルがおすすめ。ただし多少割高にはなります。

とーま
ちなみにぼくは静音タイプを試打しましたが、ある程度タイピング音がないとかなり違和感があったので通常タイプにしています。

本体の色は基本的に黒か白です。

僕はどちらも所有しています。

 

黒はかっこいいんですが、刻印がグレー(昇華印刷)の場合、薄暗い部屋だとほぼ印字は見えません。

Realforcer 87UB

ブラインドタッチができない場合は白・もしくは黒ベースに白文字の配色がおすすめです。

とーま
ちなみに僕はブラインドタッチ得意なんですが、「F5」など普段あまり使わないキーは見えないと普通に押し間違えてけっこうストレスでした(笑)

 

白は暗所でも視認性抜群。

Realforcer2 10

また、一見黒の方が汚れが目立ちにくそうですが、実は黒の方がホコリが目立ちます。白の方がそのあたり気を使わなくて個人的には好きです。

キートップの印刷方法

キートップの文字の印字ですが、RealForceには2タイプの印刷方法があります。

一般的なキーボードはキートップの文字の印刷は、キートップにインクを乗せるだけなので長く使っていると文字が消えたりしますが、RealForceの印刷法は文字が長期間使っても消えにくいです。

レーザーマーキング方式昇華印刷方式です。

レーザーマーキング方式

レーザーマーキング方式はレーザーで表面を焼き込むことで印字する方法です。一般的なインク印刷と比べ、長く使い込んでも文字の印刷が消えにくいです。

ただしあくまで消えにくいというだけで、長く使うと印字が薄くなる、消えるとの報告が多数上がっているので、過度な期待は禁物です。

昇華印刷方式

一方昇華印刷方式は、昇華性のインクを高温で転写する印字方法です。樹脂の中にインクを浸透させるので、長く使っても文字が消えることは基本的にありません。昇華印刷のほうがややコストがかかります。

しかし黒キーボードの昇華印刷方式は、文字色がグレーになり視認性はよくないので注意が必要です。

上の画像は僕が今使っているRealForce 87-UBです。薄暗い場所で使うと文字はほとんど見えません。プロ仕様の見た目でかっこいいんですが、ブラインドタッチに自信がないと使いこなすのは少し難しいです。

また、レーザー印刷と昇華印刷はキーの材質も違ってきます。レーザー印刷は塗装部分がつるつるしているのに対し、昇華印刷はざらざらしており、指に吸い付く上質な感触です。

 

とーま
おすすめは昇華印刷!全然剥げないし高級感が違います

特殊なRealforce

RealForceにはちょっとコアなモデルもあるので、かんたんに紹介します。

HiPro(ハイプロ)

RealForceにはHiPro(ハイプロ)という特別なモデルがあります。

Realforce 2

ハイプロはタイプライターをモチーフとされて作られています。

ハイエンドモデルですが、作りが通常のものとはかなり違うので、単純な上位互換と考えるのはやめたほうがいいでしょう。

通常モデルとの違いは以下です。

  • キーが通常より高い
  • キートップがへこんでいる
  • スペースキー、コントロールキーの高さが低い
  • ホームポジションのキーポッチがない
とーま
一言で言うとクセが強い!

僕が最初触ったときは正直使いにくいと感じました。

軽く打鍵した印象ですが、流れるようなタイピングには向いてなく、キーを一つ一つ弾くように打鍵するタイプライターのような打ち方がこのキーボードには合っていると思いました。

タイプスピードはそこまで出ないですが、ミスタイプは減る印象。見た目も高級感があってかっこいいです。

万人受けはしなそうですが、合う人には最強のRealForceとなるでしょう。

ゲーミングキーボード

Realforce 3

タイピングキーボードの印象が強いRealForceですが、ゲーミングキーボードも用意されてます。

バックライトが光ります。キーの重さもAll45gの等荷重です。

注意点として、通常のRealForceとは打鍵感が多少異なります。静電容量無接点方式を使っていますが、「スコスコ」というよりはメカニカルキーボードのような「カチャカチャ」といった打鍵感でした。購入前に試打推奨です。

ライティングがある代わりに、打鍵感と耐久性がやや犠牲になってしまった印象。ゲーミングキーボードであればRealForce以外にも選択肢はあるのかなと思います。

RealForceの一覧表から好みのタイプを選ぼう

どうですか?自分の好きな組み合わせは決まりましたか?

ではその組み合わせに合ったRealForceを選んでみましょう。

とにかく種類が多いので、キーの押下圧ごとに一覧表を作りました。

表のヘッダー部分の矢印でソートできるようになっていますので、自分の購入条件に合ったものを探してみてください。

変荷重のRealForce一覧

品名テンキー配列静音印刷カナ
108U-A ( XE0100)ありJIS昇華なし
108U-A ( XE0100)ありJISレーザーなし
108P-S (SI01TS)白/グレーありJIS昇華あり
108UBK (SJ08B0)ありJISレーザーなし
108UD-A (XE01B0) ありJIS昇華なし
91U (NG0100)白/グレーなしJIS昇華あり
91UBK (NG01B0)なしJISレーザーなし
91UBK-S (NG01BS)なしJISレーザーなし
104U (XF01T0)白/グレーありUS昇華なし
104UB (XF11T0)ありUS昇華なし
104U-S (XF01TS)白/グレーありUS昇華なし
104UB-S (XF11TS)ありUS昇華なし
87U (SE07T0)白/グレーなしUS昇華なし
87USW (SE070S)白/グレーなしUS昇華なし
87UB (SE17T0)なしUS昇華なし
87UB (SE170S)なしUS昇華なし

ALL30gのRealForce一覧

品名テンキー配列静音印刷カナ
108U-A (XE31L0)ありJISレーザーなし
108US (SJ38D0)ありJIS昇華あり
108U-A (XE3100)ありJIS昇華なし
108UDK (SJ38C0)ありJIS昇華なし
108UD-A (XE31B0)ありJIS昇華なし
91UG-S (NG31BS)黒/グレーなしJIS昇華なし

ALL45gのRealForce一覧

品名テンキー配列静音印刷カナ
108UH (SA0100)白/グレーありJIS昇華あり
108UH-S (SA010S)白/グレーありJIS昇華あり
91UDK-G (NG02B0)なしJIS昇華なし

ALL55gのRealForce一覧

品名テンキー配列静音印刷カナ
108P-S (SI01TS)白/グレーありUS昇華あり
87UB-55 (SE18T0)ありUS昇華あり

HiPro(ハイプロ)のRealForce一覧

品名テンキー配列静音印刷カナ
108UG-HiPro (YK0100)黒/グレーありJIS昇華なし
104UG-HiPro (YK2100)黒/グレーありUS昇華なし

ゲーミングキーボードのRealForce一覧

品名テンキー配列静音印刷カナ
RGB JP (AEAX02)ありJISレーザーなし
RGB US (AEAX01)ありUSレーザーなし
TYPE HEAVEN (ZA0100)ありUSレーザーなし

第2世代が登場!初代との違いは?

RealForceは長らく形状が変わらなかったんですが、つい最近リニューアルを果たしました。

デザインがよりスタイリッシュでコンパクトに、その他にも使いやすくなるマイナーアップデートが施されています。

初代と第2世代(R2)との違いはいかにまとめているのであわせてご覧ください。

合わせて読みたい
RealForce R2は何が変わったのか?初代と比較してみた

続きを見る

ついにMAC版が登場!

RealForceは長らくWindows版しかありませんでした。

Karabinerなどのアプリでキー配列を変えればMacでも使えるんですが、美しさを求めるのであればやっぱりMac配列がいいですよね(笑)

そんな中唐突にMac版のRealForceが発売されました。

シャープな見た目でMacに合うスタイリッシュなデザインです。RealForceのWindowsキーがなくなるのを夢見ていたMacユーザーも少なくないはず!

ただしラインナップはまだそこまで多くなく、テンキー付き、静音タイプのみです。

ReelForce for Macのラインナップが増えてきたら僕は迷わず購入することでしょう。

まとめ

RealForceはほんとに種類が多いので探すのが大変ですが、それだけ自分にぴったりあったモデルを手に入れやすいということでもあります。

最高級キーボードなだけにミスチョイスは避けたいもの。

この記事を参考に6つの購入基準をしっかり定めて、後悔しないような買い物をしてください。それでは!

© 2024 東京ボーイ