AKEEYO NIZ レビュー!あらゆるキーボードを凌駕する罪深き存在

キーボードマニアのトーマ( @toma_tkb)です。

キーボードが好きすぎて通算10台以上乗り換えてきたわけだけども、今回それらを凌駕する非常にずるいキーボードをゲットした。

「AKEEYO NIZ」というキーボードなんだけど、これ何がずるいかって言うと、高級キーボードの「RealForce」「Happuy Hacking Keyboard」をそれぞれいいとこ取りし、それをさらに進化させたようなキーボードです。

そのくせ値段は2万円を切る圧倒的なコスパっていう。(RealForce・HHkBは3万円前後する)

とーま
まさに「ぼくがかんがえたさいきょうのキーボード」を具現化したようなもの。つまりチート。

話がうますぎると疑いながらも1ヶ月ほど使いこんでみて色々わかってきたので、いいところ、悪いところ、余すことなくレビューしていこうと思う。

「AKEEYO NIZ」のメリット

AKEEYO NIZ

  • 静電容量無接点方式なのに安い
  • 絶妙な軽さの押下圧
  • 有線・Bluetooth両対応
  • コンパクト
  • RGBバックライト搭載
  • キーキャップが自在にカスタマイズ可能
  • めっちゃ多機能

静電容量無接点方式なのに安い

キーボードのキースイッチにはメンブレン・パンタグラフなどいくつか種類があって、その最上位に位置するのが静電容量無接点方式

静電容量無接点方式のキーボードは極上の打鍵感と耐久性を兼ね備えており、このキー構造を使っている代表的なキーボードが「東プレ RealForce」と「PFU Happy Hacking Keyboard」である。

最高級だけあってこれらは3万円前後するのが一般的な認識だったが、なんとNIZは静電容量無接点方式を採用しつつ価格が2万円を切っている。

中国製とはいえキーボード業界を揺るがす価格設定で、お手軽に最高級キーボードを味わえるのはすばらしい。

とーま
ただ安いだけじゃなく、機能面でもRealForceとHHKBを超えてたりするのでたちが悪い。

35gの絶妙なキータッチ

35gの押下圧が絶妙

NIZ Atom66は「等荷重35gの静音タイプ」だ。

「東プレ RealForce」の45gを使っていた僕はこの10g軽くなるキータッチの変化が購入前の懸念点だった。

とーま
だがNIZを使いこなした今だから言える。35gは至高と。

45gに慣れていたので最初はさすがに軽く感じミスタイプも増えたが、RealForce(等荷重30g)のように指をおいてても勝手に入力はされない絶妙な重さ。

1日くらい使って慣れてくると、ほどよいクリック感を感じつつも撫でるようなタイピングができ、ミスタイプもほとんどしなくなった。

大事のは、45gを使っていたときに比べて明らかにタイピングスピードが向上したという事実だ。

打鍵感の心地よさでいうと、全然悪くない。むしろかなりいい。Amazonレビューを見ても、「HHKBより打鍵感は好き」という意見がチラホラ見られたが、僕もそう思う。

 

なおどうしても軽すぎるという人でも安心してほしい。キーキャップをはずして付属しているバネをいれると45gのキータッチに変更することができる。

バネが付属している

NIZの付属品。ケーブル・工具・替えキーキャップに加えてバネが付属している

僕は35gをしばらく試したあと、バネを入れて45gにしてみた。

Niz 10

バネを入れると45gのRealForceを使っていたときの打鍵感が戻ってきて、あとちょっと打鍵音が大きくなる。

なおすべてのキーを45gにするにはバネが10個ほど足りなくなるので、使うキーを選ぶかバネを買い足す必要がある。

 
とーま
ただ一度35gに慣れてしまったら最後、今まで使い慣れた45gがとても重く感じ、35gが恋しくなったのですぐに戻しました。それくらい35gというキータッチは絶妙で最高。

有線・無線どちらも対応

Niz 6

さきほど取り上げた静電容量無接点方式のキーボードを再び取り上げてみる。これまでは、

  • RealForce = 有線接続
  • HHKB = 無線接続(Bluetooth)

という立ち位置だった。

NIZはなんと有線・無線 両方に対応している。

さらに3台のデバイスと同時接続でき、ショートカットで切り替えながら使うことができる。

僕はiMac、iPad、iPhoneに接続していて適時切り替えながら使っている。

Bluetoothで複数デバイス切り替え

 

HHKBもBluetooth接続は使えるが、HHKBは電池式、NIZはバッテリー式という違いがある。

バッテリー式は電池が不要なのはいいが、長く使っているとバッテリーが劣化するデメリットもあるのでこれは一長一短。

なおNIZの電池持ちだが、モードによって以下のように変わる。

  • バックライトOn → 8時間
  • バックライトOFF → 72時間
  • ECOモード → 126時間

バックライトを切っておけば3日は充電無しでもつので十分すぎると言えるだろう。

コンパクト

僕が使っていたRealForceと並べてみると、NIZは非常にコンパクトなのがひと目で分かる。

RealForceとNIZのサイズ比較

見た目はHHKBと酷似していてい、無駄が削ぎ落とされた超コンパクト設計。

Nizの重さを測定したところ598g

重さを図ったところ598g、HHKBと大差は無し

しかし使いやすさでは完全にNIZが上回る。

HHKBはそのミニマルなコンセプトがゆえ、「Fn」キーや「十字キー」まで削ぎ落とされ、なれない人にとってはかなり使いづらく感じることだろう。一言で言うと癖が強く、僕が一度もHHKBを買わなかったのはそれが大きな理由だ。

一方NIZはHHKBで省かれたそれらのキーはちゃんとついている。

Amazonレビューを見ても、「HHKBからNIZに乗り換えた」という人がかなり多いことからも、NIZのほうが使いやすいのは間違いないと思う。

なおFキーは「Fn」と数字を同時押しで機能するが、NIZのキーボードは複数ラインナップがあり、Fキーが付いているモデルもあるのでご安心を。

Win/Mac両対応

僕はMac使いだし、これからもMacを使い続けることになるだろうが、Mac配列の高級キーボードで納得いくものがこれまでなかった。

HHKBは使いにくいし、RealForceにも最近Mac版が出たけど、テンキー付きの等荷重30gモデルしかない。

だから僕は通常のRealForceのキー配列をカスタマイズして、Windowsキーには目をつぶりながら仕方なく使っていた。

そこでこのNIZのキーボードだけど、なんとWin/Mac両対応。

ショートカットでモード切替して、付属のキーキャップと取り替えればあっという間にMac配列のキーボードが完成だ。

さよならWindowsキー

さよならWindowsキー

いらっしゃい⌘キー

いらっしゃい⌘キー

とーま
やっと納得のいくMac配列キーボードが手に入って小踊りした

RGBバックライト搭載

RGBバックライト点灯時のNIZ

ただでさえ安いのに、なんとNIZのキーボードはRGBバックライトまでついている。この値段でここまでされるともう国内キーボード業界は半泣きであることは想像に難くない。

バックライトの光りの強さ、イルミネーションのパターンも細かく設定可能。

とーま
バックライトは別必須ではないけど、最高にテンションを高めてくれるのは間違いない

部屋を暗くして好きな音楽をかけながら作業するともう気分は爆上がり。集中力の向こう側に行きタイピングが進みまくって仕方がない。最高。

バックライトあり・なしモデルが購入時選べて、「あり」だと2000円程度高くなるが、それでも2万円を切っているという驚異のコスパである。

キーキャップのカスタマイズ性が高い

NIZはRealForce、HHKBと同じく静電容量無接点方式だけど、キー軸が違う。

RealForce(独自スイッチ)

RealForce(独自スイッチ)

Niz(Cherry Mx軸)

Niz(Cherry MXスイッチ)

RealForce、HHKBは独自のキー軸に対し、NIZは世の中に数多く普及されているCherry MX軸である。

これの何がいいかって言うと、キーキャップを自在にカスタマイズしやすい、ということだ。

Cherry MX軸のカラーキーキャップは多く販売されているので、かっちょいいオリジナルキーボードにカスタマイズしてやろうと妄想を膨らませワクワクしている。

画期的な機能を搭載

NIZにはFnキーとその他のキーを組み合わせることで発動する機能が多数搭載されている。

全部説明すると大変なので、僕が使っているお気に入りの機能を2つピックアップしてみよう。

 

1つはマウス機能。マウスに手を移動することなく、キー入力だけでカーソルを動かせるというもの。

カーソル移動を多用するときにはマウスやトラックボールを使うが、カーソルを数ミリ、数センチ動かしたいという場面でなかなか使える機能。カーソル移動のスピードも細かく調整できる。

 

もう一つよく使うのがクリーニングモード。すべてのキー入力が無効になる機能で、ちょっとキーボードを掃除したい時に使う。

これ今まで「Keyboard Cleaner」というアプリをわざわざ立ち上げてたんだけど、もうその必要もなくなったので秒でアプリをアンインストールした。

「AKEEYO NIZ」のデメリット

続いてNIZのデメリットを3点挙げるが、個人的には全然許容できる範囲だったことは前もって言っておきたい。

ところどころ安っぽい

Nizは、RealForceやHHKBのような国産の高級キーボードと比べると、ところどころのパーツが少し安っぽい。

例えばキーキャップを外してよく見ると、バリ取りが甘かったりする。

キーキャップのバリ取りが甘い

 

また、キーの刻印はレザー印刷。RealForceのような昇華印刷と違って、長期間使っていくと印字が薄れてくる可能性はある。

左NIZ(レーザ印刷) 右RealForce(昇華印刷)

左NIZ(レーザ印刷) 右RealForce(昇華印刷)

 

あとNIZはスタンドを2段階の高さに調整可能なんだけども。

Niz 4

Niz 5

ハードなタイピングしていると、たまにスタンドがぐらつくことがありました。

Niz 12

そのため僕は手前にウッドパームレストを置きスタンドを立てずに使っている。

Niz 18

そもそもキーボードの基本的な使い方としてはスタンドを立てないのが正解。手首が真っ直ぐになり傷めにくくなる。

というわけで全く問題に感じてはいない。

なおFILCOのウッドパームレストのサイズだけども、キーボードとぴったりと合わせるならSサイズがジャスト。僕は横にトラックボールを置いているのでMサイズを使っている。

とーま
細かい仕上げの差がRealForceやHHKBとの値段の差に現れているんでしょうが、実用にはほぼ関係しない部分なので大して気にならないというのが正直な感想。

専用ソフトがWindowsしか使えない

NizにはAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー、キーの入力位置をカスタマイズできる機能)やキー配置をカスタマイズできる専用ソフトが付いている。

ただこのソフトウェア、Windows機でしか使えないのが欠点。

僕のようなMacしか使わない人は、キータッチは付属のバネ、キー配置はKarabiner-Elementsでカスタマイズするしかない。

ただこれでも特に問題は感じていない。

英語(US)配列しかない

US配列大好きな僕にとっては全然問題ないけど、日本語配列しか使ったことない人は慣れるまでは辛いかも。

でもUS配列って一度慣れちゃうと最高なのですよ。以下の理由で僕は今までもこれからもUS配列しか使う気はない。

US配列をおすすめする理由

  • 余計なキーがなく、その分スペースキーが大きい
  • 記号が横並びで打ちやすい( : ; ‘ “ = + など )
  • 刻印がシンプルでかっこいい
  • Enterキーが横長で小指で打ちやすい

というわけでこれを機にUS配列にチャレンジしてみるのも大いにありかと。

とーま
US配列使いこなしてる人はプロ感あってちょっとかっこいい!気がする‥

デザインがごちゃごちゃしている

US配列のキーボードって刻印が少なくてシンプルなのが好きだったんですが、NIZのキーボードは印字が多くごちゃごちゃしている。

NIZは印字が多い

なんでこんなにうるさいデザインかというと、多機能すぎるから(笑) 

Nizは「Fn」とあらゆるキーの組み合わせで様々な機能が使える。

いちいちどのキーがどういった役割を果たすかなんて覚えてられないので、ご丁寧にキーに機能のアイコンが刻印されているというわけだ。

とーま
多機能性ゆえの犠牲として割り切るべし

まとめ:僕のメインキーボードに昇格しました

結論をいうと、僕はこのキーボードをこれまでメイン機として使っていた「東プレ RealForce PFU Limited Edition」から乗り換えるくらいに気に入っている。

NIZは静電容量無接点方式のキーボードで最強のコスパを誇るが、おすすめする理由はそこじゃない。仕事道具の値段は気にしない派なのでそんなことはどうでもいい。

RealForceやHHKBで足りなかった、かゆいところに手が届く機能性があるからだ。

そして等荷重35gの打鍵感、これ一度慣れてしまったらもう抜け出せない心地よさがある。唯一無二の押下圧なので、慣れると他のキーボードを使う気にはもうなれない。

耐久性などはこれから長期間使っていかないとまだわからないのでまた追記していくとして、高級キーボードを一度使ってみたいという人はとりあえずNIZを選んでおいて間違いないと思う。

 
合わせて読みたい
使えばわかる高級キーボードの世界。おすすめキーボードと選び方のポイントも解説

続きを見る

Copyright© 東京ボーイ , 2020 All Rights Reserved.