カメラ 買ってよかったもの

2019.07.10

α7 III 買っちゃいました。APS-Cからフルサイズに変えてよかったこと、悪かったこと

こんにちは、トーマ( @toma_tkb)です。

えーっと、2ヶ月前に、「Sony α6400」というAPS-Cミラーレス一眼を購入したわけですが。

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使って2ヶ月も経たないうちに早くもフルサイズの「α7Ⅲ」に乗り換えました。


いや、わかるよ、言いたいことはわかる。

「素人にフルサイズはまだ早い」「ものは長く大切に使え」

いろんな声が聞こえてきそうですが、今のところ何一つ後悔はありません。

「ステップアップによる買い替え」なら、大いにいいんじゃなかろうか。モチベ上がるぅ〜!!

今回は僕がAPS-C機からフルサイズに乗り換えた理由と、乗り換えた後てよかったこと、悪かったことを語っていこうと思います。

α6400(APS-C)からα7Ⅲ(フルサイズ)に乗り換えた理由

理由1 暗所での撮影が多いことに気づいたから

しばらく写真を取り続けていくと、自分が好きなシーンや撮影時のシチュエーションが見えてきます。


僕の場合、

  • 夜の撮影、薄暗い室内撮影が多い
  • 明暗差のある写真が好き
  • 暗めの写真がすき

とまあこんなところです。

となると暗所での撮影が多くなってくるんですね。

α6400は高感度耐性も強いんですが、そうはいってもAPS-C。

また、α6400はボディ内手ぶれ補正がついていないため、ISO感度も高くなりがちで、シャドウを起こすとどうしても多少のノイズはでてきます。

現像ソフトのノイズ除去機能を使えばそれなりには修復できるんですが、ノーダメージとはいきません。毎回やるのも面倒だし。

「これ以上のカメラだと暗所でどのくらいきれいになるんだろう?」とつねに頭の片隅にフルサイズの存在がちらついてはいました。

理由2 フルサイズ用の使いたいレンズが多いから

Sony Eマウントのレンズのラインナップはかなり充実してきました。

で、僕もレンズ交換式カメラを買ってからというものE-マウントレンズを調べ漁っていくうちに、「僕が使いたいと感じたレンズは、フルサイズ用が多い!」ということに気づいちゃったんですわ。

例えば単焦点だったら神レンズと名高い「SEL55f18z」、個性の強い「Nokton Classic」あたり。

ズームレンズだと「SEL24105G」「Tamron 28-75mm F/2.8 Di III RXD(Model A036)」あたりはかなり魅力的でコスパの高いスペックですよね。

対しE-マウントでAPS-C用のレンズ群は、「携帯性はいいものの、なんか微妙に使いづそう、心からほしいものは少ない」と感じていました。

そもそもAPS-C用レンズのラインナップはまだ多くなく、Sonyも「今後APS-C用レンズを充実させる」とは言っているものの、具体的な展望は全くわかりません。

なので現状は数少ないAPS−Cレンズから選ぶか、焦点距離が変わる(フルサイズ換算1.5倍)けどフルサイズレンズを取り付けるか、になります。

フルサイズ用レンズを使うにしてもボディとのバランス悪そうだし、そもそも意図された画角ではないので、なんだかもやもやしながら使う感じになりそうです。

理由3 オールドレンズに興味が出てきたから

理由2と似ているんですが、これが最も大きい理由かもしれません。

CDよりもレコード派のぼくとしては、もうオールドレンズ大好物なんですわ。

オールドレンズはその名の通り古いレンズ。現代レンズのようにコーティング技術が発達していなかった頃のレンズなので、

  • レンズの収差(グルグルボケなど)
  • フレア・ゴースト
  • 周辺減光

なんかがバンバン出ます。

現代レンズやスマホカメラでは絶対出せない独特の味わいが楽しめるレンズからこそ、逆に新鮮かつ斬新に感じる写真を取ることができます。

さてさて、オールドレンズが作られた時代は35mmフィルムカメラに合わせて作られた物がほとんど。35mm、はいつまりフルサイズですね。この時代はAPS-C機なんてものはもちろんありません。

オールドレンズはAPS-Cやマイクロフォーサーズでももちろん使えます。

がしかし、APS-C機につけると中央部分でクロップされ、外側の一番美味しい部分が切り取られます。

オールドレンズならではの周辺減光や像の流れ=そのレンズの個性

といえますが、クロップされるということはその一番美味しい部分が楽しめない、ということです。

オールドレンズを使うならフルサイズ以上じゃないと意味がないと言っても過言じゃないと思います。


理由4 自撮りはアプリで代用できるから

僕が最初のカメラにα6400を選んだのは、180°回転チルト液晶による自撮りのしやすさが最大の理由です。

構図を自分で確認しながらセルフ撮影できるのは非常に重宝します。

ただ、構図の確認くらいならSonyの純正アプリで似たようなことができるんですよね。

Imaging Edge Mobile

Imaging Edge Mobile

Sony Imaging Products & Solutions Inc.無料posted withアプリーチ

「Imaging Edge Mobile」はSonyのカメラをスマホで遠隔操作するアプリ。

これがあれば、構図を確認しながらのセルフポートレートも簡単にできるんですよ。


ぶっちゃげセルフポートレートくらいだったらこれで十分と感じました。

ただし僕がもし動画撮影をやるんだったら、180°チルトをもったα6400、もしくはバリアングル液晶があるCanon Eos Rなどを選ぶでしょう。ずっとスマホで構図を確認し続ける訳にはいかないですから。

動画を演る予定は今の所一切ないので、α7Ⅲのチルト液晶でも問題ないと感じています。

理由5 カメラはずっと続けていけそうだと思ったから

α6400を購入してからというもの、僕はどっぷりとカメラの世界にとりつかれるようにハマってしまいました。

趣味としてはずっと続きそうだなと思ったし、なんなら将来的には写真を仕事にしていけたらとさえ思うようになっています。

もともと僕は超がつくほどインドアだったんですが、最近自分でもびっくりするくらいアウトドアになりました。

撮影頼まれたらどこでもいっちゃうし、

カメラの本を見るのも何より楽しいし、気づいたら一日中欲しいレンズの妄想をしたり、最近は好きな写真家の個展にまで足を運ぶようになりました。

さらにはリア充の巣窟として毛嫌いしていたInstagramも本格的に始める始末(笑)

カメラは今後趣味として長く続きそうだし、「もっとうまくなりたい、表現力を高めた」と心から思っています。

だったらもうフルサイズにステップアップするのは時間の問題だし、どうせいくなら今すぐ言っちゃえと思って、気づいたらα7Ⅲを購入していました。

理由6 α6400のリセールバリューの高さ

僕はプロカメラマンでもなんでもなく、さすがにカメラを2台持ちするほどの財力は無いためα6400、及び一緒に購入したレンズ群を売却したんですが、かなり高額で売れました。

というかキャッシュバックなどを入れると、買った値段より若干プラスになってました(笑)

改めて、カメラ、特にレンズのリセールバリューの高さには驚かされましたね。ただボディの方は新型が出ると相場価格も下がりそうなので、売るなら早めがいいと思い早めに切り替えを決断しました。

APS-C(α6400)からフルサイズ(α7Ⅲ)に変えてよかったこと

フルサイズとAPS-Cがわからない人はSonyのサイトを見ればすぐに理解できると思います。

参考“フルサイズセンサー”と“APS-Cセンサー”の違いとは? 知っておきたい6つのポイント | ソニー

暗所撮影に強くなった

いやはや、α6400も高感度と思っていましたが、フルサイズのα7ⅲの夜間性能はやはり別格でした(笑)

ISO6400くらいまで使ってもAPS-C機ほどの画質の劣化も感じられず、何の気なしに使っていけます。

ダイナミックレンジも広さもraw現像の際にありがたみが

ので、白飛び、黒つぶれの復元のしやすさも前世wん違いますね。

電池持ちがよすぎる

α6400を1日持ち出してスナップしていると、微妙に電池がもたず歯がゆい思いをしたことが何度かありました。

それがα7Ⅲはまあ電池持ちがいい、1日余裕で持つ。

α6400と同じくらいの枚数をスナップしても、まだ電池残量50%前後は余っているくらいの感覚です。

α6400の時は予備バッテリーの購入を勧めていましたが、α7Ⅲだとアマチュアレベルの使い方であれば予備バッテリー不要でも全然いけそうです。

シャッター音気持ちよすぎ

いやそこー!?と思うかもですが、ぼくにとってシャッター音の気持ちよさはけっこう重要。

このシャッターの感触が気持ちいいと単純に心地良いし、ついついシャッターを切りたくなっちゃうので自ずと写真を取る機会も増えるんですよね。

つまりモチベーションが高まります。

α6400も相当気持ちいいシャッター音だったんですが、α7ⅲはその気持ちよさをさらに重厚にした感じ。「グワシャコン」って感じが最高に気持ちいいです。α7Rⅱとかα9とかも触ってみたんですけど、α7ⅲのシャッター音が一番好きですね。

ちなみに僕はいろんなカメラ屋に潜入してはあらゆるカメラを物色するんです。とうとうに好きなシャッター音ランキングを発表しちゃうんですが

  1. α7ⅲ
  2. Leica M10
  3. α6400

です。

カスタマイズ性が高い

α6400とα7ⅲのボディを見比べてみると一目瞭然なんですが、α7ⅲの方がボタンの数が圧倒的に多いですね。

これがめちゃくちゃでかいんです。

α7Ⅲはこれらのボタン全てに自分好みの機能を割り当てることができます。

僕はもうゴリゴリに使いやすくカスタマイズしていまして、また別の記事で僕の設定を晒したりしていこうと思います。もしそういったリクエストがあればコメント欄に書き込んでもらえるとありがたいです。

USB-C対応

α6400はマイクロUSB端子しかなかったんですが、α7ⅲだとUSB-C端子も使えます。

これも地味に便利。

というのもiPad Proに直接つなげるんですよね。

直接iPad Proに読み込んでiPadでRaw現像できるし、Capture Oneアプリを使えばiPadを使ったデザー撮影もできます。

まとめ いきなりフルサイズでいいと思う

初めてカメラを買ってたったの2ヶ月で買い換えることになってしまいました。

過去の自分に言いたいことは「お前はカメラにどっぷりハマってしまうから、最初からフルサイズいっとけ」ということです。

今これを読んでいる人の中でどのカメラを買うか迷っている人にも同じことが言えます。

日中に気軽な感じで写真を取りたいということであればAPS-C機で十分ですが、今後長く続けたい、ということであれば初心者でいきなりフルサイズにいってもなんの問題もないと思います。

フルサイズの存在を気にかけながら写真を楽しむより、自分の納得の行くものを買ってとことん使い倒したほうがきっと上達も速いと思いますよ。

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