だまされるな!WiMAXを6年使った僕がプロバイダの正しい選び方を全力で解説する

高速な電波を無制限で使えることで大人気のWiMAX。

とーま
僕も6年ほどWiMAXを使っていました。
 

ただ、WiMAXを販売している業者(プロバイダ)はたくさんあり、どこも過剰すぎるほど魅力的なキャンペーンでユーザーを迷わせます。

今回は、本当にお得なプロバイダの見分け方や注意点をがっつり解説していくので、契約を検討している人はぜひ参考にしてもらえればと思います。

プロバイダとは何か?

そもそもWiMAXとは、UQコミュニケーションズが持つ回線(電波)の名前です。

そのWiMAXの電波を使ったモバイルWi-Fiルーターが、総称して「WiMAX」と呼ばれています。

 

WiMAXの大元の販売元は「UQコミュニケーションズ」という会社で、ここで売っているのが「UQ WiMAX」です。この記事ではわかりやすいように本家と呼びます。

 

ではプロバイダとは何かというと・・

とーま
プロバイダは、WiMAXを売る販売代理店です。
 

「WiMAX」と検索すると、いろいろな販売会社が出てきますよね?

  • Broad WiMAX
  • とくとくBB
  • So-net

これらは全てプロバイダです。

 

要は本家のUQ WiMAXだけではWiMAXを売るのが大変なので、販売力のある会社(プロバイダ)に「代わりに売ってきてね〜」とお願いしているわけです。

本家(UQ WiMAX)では絶対契約しちゃだめ

WiMAXはいろんなプロバイダから契約することができますが、販売元の「UQ WiMAX」で契約するのはおすすめしません。

あとむ
プロバイダから契約するより、本家から契約したほうが仲介手数料などが省かれていいんじゃないの?
とーま
それは違うよ。UQ WiMAXはプロバイダから売れるように、あえて値段を高く設定してあるんだ。ぶっちゃげ言うと損しか無いよ!
 

先ほどのプロバイダの説明を見た人はこう思うでしょう。

  • 本社から買ったほうが安心だよね
  • プロバイダから契約すると、仲介手数料を取られて高くなるのではないか?

これは違います。

まず、本家UQ Mobileでは、プロバイダに販売代理を依頼している以上、そちらから売れてくれないと面目が立たない。

でも本家が一番安かったら、そっちからみんな買っちゃいますよね?

それを避けるために、UQ WiMAXはあえてプロバイダより料金を4割ほど高く設定しています。

WiMAXは、本社から買おうと、プロバイダから買おうと、使えるサービスは同じです。

 

UQ WiMAXで契約する唯一の利点は、「サポート対応が良い」ことですが、そもそもそんなにサポートを使うことがあるでしょうか?

とーま
僕はWiMAXを6年使ってましたが、サポートを使ったことはほとんどありません。
 

確かに「UQ WiMAX」のサポートは丁寧と評判ですが、プロバイダも基本的にサポートはしてくれますし、それだけのために割高の月額料金を払うのはもったいないと思います。

UQ Mobileから買うと、ただ割高でほぼ損しかしないので、絶対にプロバイダから買いましょう。

プロバイダでは何が違うのか?

あとむ
プロバイダ経由で使うのはわかった。でもプロバイダが多すぎてどこを選べばいいかわからないよ
とーま
ここからは正しいプロバイダの選び方を説明するね
 

WiMAXはプロバイダから契約することで、通常料金より安く使えたり、様々な特典がついてきます。

使える電波や端末の性能はどこで契約しようと変わらないので、料金と特典で比較するのが基本です。

割り引きの仕方は大きく2種類

プロバイダ各社は、WiMAXをより安く使えるようにあらゆる形で割引料金を提示しています。

そして、割り引きの種類が2種類あります。

それが、キャッシュバック系月額割引系です。

キャッシュバックと月額割引両方のプランがあるプロバイダもあります

キャッシュバック系とは?

キャッシュバック系は、一定期間使った後に文字通り一部料金がユーザーに変換されることで、実質の料金が安くなります。

ただしその分月額料金は高めに設定されているので、毎月の支払いが厳しい人は月額割引系のプロバイダを選んだほうがいいです。

主なキャシュバック系プロバイダ

  • GMO とくとくBB
  • So-net
  • BIGLOBE
  • 3WiMAX

月額割引系とは?

一方月額割引系は、最初から月額料金が割引価格で設定されているタイプです。

キャッシュバックの手続きが必要ないので気楽に使えます。

主な月額割引系プロバイダ

  • Broad WiMAX
  • カシモWiMAX
  • @nifty
  • DTI WiMAX
  • novas WiMAX

キャッシュバック系と月額割引系ではどちらがおすすめ?

実質支払い料金だけ見ると、キャッシュバック系のGMOとくとくBBが最安です。

しかし個人的には月額割引系のプロバイダから契約することを強くおすすめします。

なぜなら、半数以上の人がキャッシュバックを受け取れてないという現状があるからです。

キャッシュバックの罠に気をつけろ

よく考えてもらうと分かるんですが、キャッシュバックを受け取らない人が多ければ多いほど、プロバイダの利益率が上がるんですよね。

なので、ぶっちゃげるとプロバイダは意図的にキャッシュバックをもらいにくくしています。

知人にWiMAX大手プロバイダで働いている友達がいるんですが、キャッシュバックをちゃんと受け取れている人は3割ほどと言っていました。

 
とーま
僕は自他ともに認める倹約家なので、過去にかなり気をつけて「とくとくBB」を使っていたんですが、キャッシュバックは受け取れませんでした(涙)
 

そしてキャッシュバック系プロバイダは、キャッシュバックをもらうことを前提に、通常料金を高く設定してあります。

つまりもらいそこねると、割高の月額料金をずっと支払い続けることになります。解約しようにも2万円前後の違約金がかかるのでうかつに解約もできません。

 

もちろん全てのキャッシュバック系プロバイダが受け取りにくいわけではないです。

BIGLOBEやniftyは、比較的受け取りやすいと言われています。キャッシュバックの額は低いですが。

とくとくBBやso-netなどの高額キャッシュバックを行っているプロバイダは、おおむね受け取りにくいです。

なぜキャッシュバックを受け取れない?

なぜここまで多くの人がキャッシュバックを受け取れないかというと、以下の理由があります。

キャシュバックをもらい損ねる原因

  • 勝手に支払われると勘違いしている
  • 11ヶ月後に手続きしないともらえない
  • 案内メールに気が付かない

キャッシュバック系プロバイダで知名度の高い、とくとくBBを例に具体的な事例を見ていきましょう。その他のキャッシュバック系プロバイダも仕組みは同じです。

キャシュバックは自動で支払われるわけではない

多くの人が「契約後に自動的にキャッシュバックされる」と思いこんでいます。

これはユーザーが悪いわけではなく、キャッシュバック受取りについての記載を小さく目立たないようにしてあるからです。

これではほとんどの人が見落としてしまうでしょう。

キャッシュバックを受け取るには契約から11ヶ月後に受取手続きをしないと受け取ることができません。

キャッシュバック受取手順

  • 11ヶ月後に案内メールが届く
  • 案内メールに沿って、振込先の情報を入力
  • 翌月末にキャッシュバック振込
あとむ
絶妙に忘れそうなタイミングだねぇ・・
とーま
カレンダーアプリなどでリマインダー通知が来るように必ず設定しておこう!

案内メールが気づきにくい

キャッシュバック案内のメールが届くのは、申込時にプロバイダが作成する独自メールアドレスです。

この独自メールはプロバイダの管理画面(とくとくBBならBB Navi)にわざわざ入らないと見ることができません。

多くのユーザーは独自メールアドレスなんて使ってないし、管理画面もほぼログインしないでしょう。

 

しかもそのアドレスには大量の広告メールが届きます。その広告メールにキャッシュバック案内のメールが埋もれたり、ひどい時はキャッシュバック案内のメールが届かないこともあるとか。

さらに、この案内のメールは月末に届きます。普通こんな大事なメールは月初に届けるべきだと思いますが・・

 

もしメールが届かないことがあったら、必ずサポートに電話して対応してもらいましょう。

このキャッシュバックの実情を知らないまま契約してしまうと、まずキャッシュバックは受け取れないでしょう。

逆を言えば、この記事の注意点をしっかりと把握した上で、キャッシュバックを受け取る自信があれば契約するのであれば全然ありだと思います。

なにせWiMAX全プロバイダの中で、キャシュバック系のとくとくBBが実際の支払料金は最安なので。

 

申し込むのであればこれくらいの気概を持って、全力でキャッシュバックを取りにいきましょう。

とーま
キャッシュバックの受取りを気にしながら使っていくくらいなら、最初から割引されたプロバイダを使うほうが気楽に使えておすすめです!

おすすめのプロバイダは?

ではここからはおすすめのプロバイダを紹介していきます。

なお全てギガ放題プランで比較しています。ライトプランを選ぶなら、LTEが20GB使えるネクストモバイルの方がお得です。

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ネクストモバイルがコスパよすぎてWiMAXから乗り換えた!デメリットもしっかり解説

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1位 Broad WiMAX

Broad WiMAX

月額料金 2,726円(1〜2ヶ月)
3,411円(3〜24ヶ月目)
4,011円(25ヶ月目以降)
キャッシュバック なし
契約事務手数料 3,000円
端末料金 無料
契約期間 3年
違約金 19,00円(0〜12ヶ月目)
14,000円(13〜24ヶ月目)
9,500円(25ヶ月目)

メリット

  • 確実に安く使える月額割引系
  • 違約金負担サービスあり
  • 実店舗があり、最短で即日使える
  • ハイスピードエリアプラスモードの使用料金無料
  • 最新の端末が使える

デメリット

  • 契約期間が3年のみ
  • 最安ではない

Broad WiMAXは月額料金割り引きなので、キャッシュバックのようにもらいそこねることなく確実に安くなります。

ネット申し込みのWiMAXプロバイダにはめずらしく、渋谷と秋葉原に実店舗があるので、店舗で受け取ればその日から使えるようになります。

WiMAXは最近方針が変わり、基本契約期間は3年となりました。一見長めに感じますが、WiMAXの3年プランには、「ハイスピードエリアプラスモード」の使用料金(1,050円)が無料になるというメリットがあります。いざWiMAX電波が届かないという時に気兼ねなく使うことができます。

個人的にかなり熱いと思うのは違約金負担サービスです。これは他のプロバイダから乗り換える際、解約にかかる違約金をBroadWiMAXが負担してくれるというものです。

キャッシュバック系プロバイダを使ってキャッシュバックをもらい損ねた場合、割高な月額料金を払い続けることになります。それよりはこの違約金負担を使ってBroadWiMAXに乗り換えた方が、毎月の料金がかなり安くなるのでおすすめです。

以下の記事にこのあたりの解説を詳しく書いているので参考にしてみてください。

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WiMAXのキャッシュバックをもらい損ねた人は、今すぐBroad Wimaxの違約金負担キャンペーンで乗り換えるべし!

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2位 カシモWiMAX

カシモWiMAX

月額料金 1,380円(初回3ヶ月)
3,380円(3ヶ月目〜24ヶ月目)
4,079円(24ヶ月目以降〜)
キャッシュバック なし
契約事務手数料 3,000円
端末料金 無料
契約期間 2年
違約金 19,00円(0〜12ヶ月目)
14,000円(13〜24ヶ月目)
9,500円(25ヶ月目)

メリット

  • 月額割引系では最安級
  • 契約期間が2年

デメリット

  • 端末が新古品
  • 契約期間が2年のみ
  • 口座振替は使えない

Broad WiMAXと同じく月額割引系ですが、月額料金だけ見るとBroad WiMAXよりもわずかに安くなります。

さらに契約期間も2年のみなので使いやすいです。ただしハイスピードエリアプラスモードを無料で使いたい人とって、3年プランを選べないのはデメリットにもなります。

安いからくりは、端末が新古品を使っているから。新古品ですが、完全未使用品なので、大きな心配はなさそうです。

これまでは最新端末のW05が使えない、というデメリットがありましたが、2018年3月より使えるようになったようです。

比較的新し目のプロバイダですが、ここ最近かなり人気が高まっているのもうなずけます。

3位 GMOとくとくBB

GMOとくとくBB

キャッシュバックタイプ

月額料金 3,609円(初回2ヶ月)
4,263円(3ヶ月目〜24ヶ月目)
4,263円(24ヶ月目以降〜)
キャッシュバック 40,800円(3年プラン)
32,500円(2年プラン)
契約事務手数料 3,000円
端末料金 無料
契約期間 2年/3年を選べる
違約金 24,800円(0〜24ヶ月目)
9,500円(25ヶ月目〜)

メリット

  • キャッシュバックを受け取れれば全プロバイダの中も最安
  • 契約期間が2年、3年を選べる
  • 20日以内なら契約キャンセル可能

デメリット

  • キャッシュバックを受け取れなければ月額料金は高い
  • 他のプロバイダと比べて違約金が高い
  • サポート対応はいまいち

きちんとキャッシュバックを受け取ることができるのであれば、とくとくBBが全プロバイダの中で最安となります。

GMOはとにかく最安であることにこだわりがあるみたいで、他のプロバイダが安いプランを出してきたらすぐさまそれを上回るプランを提示してきます。その執念たるやすごい!

ただし前述の通り、キャッシュバックを受け取るのは難易度高く、もらい損ねると月額料金は高くなってしまうので注意。

契約期間が2年・3年から選ぶことができ、契約期間が長いほどキャッシュバック金額も大きくなります。

キャッシュバック金額は時期によって変わりますが、2018年3月は40,800円というえげつない金額に増額されています。

さすがにここまで来ると無視できる金額ではないですね。素直に安いです。

WiMAXは契約期間が終了したらプロバイダを変えた方がお得

ほとんどのプロバイダは、2〜3年の契約期間が過ぎると料金が上がります。

あとむ
長く使っていれば普通は安くなりそうなのに、なんで上がるの?
とーま
上がるというよりは、最初の2〜3年は割り引きが適用されているから安いんだよ
 

長く使っていると、きちんと毎月明細を確認してない限りは月額料金が上がっていることに気づきにくいです。

結論から言うと、WiMAXは契約期間終了と同時にプロバイダを乗り換え、もしくは再契約したほうがお得になります。

更新月に解約すれば違約金はかからないので、カレンダーに書き込むなりして忘れないようにしておいてください。

 

ただし、キャッシュバック系のプロバイダを再契約しても、キャッシュバックをもらえるのは最初の1回目だけなので、再契約ではなく別プロバイダを契約するのをおすすめします。

まとめ

WiMAXはプロバイダ選びによって、月額料金がかなり変わってきます。

一度契約してしまうと、解約するのに違約金が発生するので、使う前にしっかりと見極めましょう。

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