どうも、Web屋のトーマ( @toma_tkb)です。
ぼくは仕事がら通信環境にはこだわっておりまして、絶対に欠かせないのが光回線。
引っ越しが多い僕ですが、その度に
- 今契約しているプロバイダを継続するか
- キャッシュバックの多いプロバイダに切り替えるか
をということに頭を悩ませていました。
光回線はたいてい2〜3年の契約期間の縛りがあり、更新月以外の解約だと膨大な違約金がかかります。
とはいえほとんどの光回線業者が大型キャッシュバックキャンペーンを常時開催しており、そのキャッシュバックで現在の回線の解約料や新規工事料をまかなえるので、基本的には都度乗り換えていったほうがお得と言われています。
それが「enひかり」というサービス。
- 契約期間の縛りなし
- 月額料金が壊滅的に安い
- IPv6が使える
というまさに理想の内容です。
今回の記事ではenひかりが本当にお得なのかどうかを徹底考察していきたいと思います。
公式サイトenひかり
enひかりのメリット
ぼくがenひかりを推奨する理由が以下の4点。
メリット
- 月額料金最安
- 速度はフレッツ光と変わりなし
- 契約期間の縛りなし(解約手数料なし)
- IPv6(or transix)が使える
月額料金が最安
まず驚くのは月額料金の安さ。
メジャーな光回線と比べてみたんですが、、マンション・戸建ていずれのタイプでもenひかりがぶっちぎり月額料金最安です!
戸建て月額 | マンション月額 | 契約期間 | 解約金 | |
---|---|---|---|---|
enひかり | 4,300円 | 3,300円 | なし | 0円 |
ソフトバンク光 | 5,200円 | 3,800円 | 2年 | 9,500円 |
docomo光 | 5,200円 | 4,000円 | 2年 | 8,000〜13,000円 |
auひかり | 5,200円 | 3,800円 | 3年 | 7,000〜15,000円 |
biglobeひかり | 4,980円 | 3,980円 | 3年 | 20,000円 |
exiteひかり | 4,360円 | 3,360円 | なし | 0円 |
楽天ひかり | 4,800円 | 3,800円 | 3年 | 9,500円 |
基本的に光回線はお持ちの携帯キャリアとセットで考えるべき。
例えば、
ドコモ → ドコモ光
au → au光
ソフトバンク → ソフトバンク光
のように、持ってる携帯キャリアに合わせた回線を選ぶと、セット割引が効くので料金も安くなります。
ただ最近では3大キャリア以外の格安simユーザーも増えています。
格安simユーザーが光回線を選ぶ際はセット割は考える必要ははないので、単純に月額料金が安い光回線を選ぶべき。
例えばDMMモバイルを利用中であれば、DMM光をつかえばセット割が聞きます。
お使いの格安simとセットで使える光回線がないかは一度調べてみてください。
速度品質はフレッツ光と同じ
enひかりはNTT光コラボレーションの一種です。
光コラボレーションは、NTTが提供するフレッツ光回線を様々な事業者が代理で提供する制度。
例えばソフトバンク光は、ソフトバンクが事業者としてフレッツ光を仲介している形となります。
光コラボはフレッツ光回線をそのまま使っているので、速度はフレッツ光と変わりません。
光コラボを選ぶメリットは事業者が自由に設定できること。
価格競争が起こり、事業者努力でフレッツ光から申し込むより遥かに安く設定できます。
契約期間の縛り(解約違約金)なし
enひかりは契約期間の縛りがありません。
ポケットWi-Fiだとこういったサービスも最近出てきましたが、光回線でこれをやるのはもはや革命と言っていいでしょう!
ほぼすべての光回線は2〜3年契約が当たり前で、更新月に解約しないと解約金が取られます。解約金は1〜2万円ほどかかり非常に高額。
というわけで光回線は基本的に解約料金までセットで考える必要があったのですが、これがなくなるのはほんとうにでかい。
Enひかりは解約リスクがないため、ポケットWi-Fi感覚で気軽に契約できます。
いままで光回線に抵抗があった人もこれを機に使ってみては?
IPV6とtransixが使える
光回線は通常IPv4(PPPoE)という通信方法ですが、これをIPV6通信(V6プラス)に変更することで、回線が混雑する時間帯でも通信速度が安定して高速になります。
以下はぼくが現在使っている楽天光でV6プラスを使った速度ですが、同じ光コラボなので参考になるかと思います。
IPv6通信だと基本的な回線速度も上がり、夜間のネット混雑時でも回線速度が低下することはありません。
IPV6の仕組みは高速道路で考えるとわかりやすいです。
IPV4だと夜間など混み合う時間帯に急に回線速度が低下することがあるんですが、IPV6だといつ使っても回線速度は低下せずサクサクです。
ちなみにenひかりの場合IPV6かtransixか選べますが、仕組みと効果はほぼ同じ、迷ったらV6プラスを使えばOKです。
なおV6プラス、transixを利用するにはオプション料として月額180円かかります。
ただそれでも月額3580円とまだまだ最安なのには変わりありません。
まあこのくらいの追加料金ならかなり良心的と言っていいでしょう。softbank光でipv6使おうとすると500円以上オプション料金かかりましたしね。
enひかりのデメリットについて考える
続いてenひかりのデメリットについて考えていきます。
デメリット
- キャッシュバックなし
- 工事費がかる
最初に結論を述べると、初期費用が多少かかりるということですが、これは特に選ばない理由にはなりません。詳しい理由は後述します。
キャッシュバックなし
光回線の多くは、新規契約時に高額なキャッシュバックを採用していますが、enひかりは今のところキャッシュバックキャンペーンはありません。
まあ月額料金は光回線最安、解約料金なしというメリットがあるからこれはもうしかたない。
さて、この点どう考えるかですが。
たしかに月額料金が数百円しか買わないのであれば、数万円のキャッシュバックをもらえた方がお得に感じます。
- キャッシュバック目当てで乗り換えを繰り返しても、けっきょく解約料や新規契約料でプラマイ0になる
- 長期で使うと月額料金が安いほうがお得
光回線のキャッシュバックは基本的に新規での回線契約でしかもらえません。
で、キャッシュバック目当てで乗り換えまくっていると、そのたびに契約解除料金、新規契約料金、工事費、などがかかってきます。
なのでキャッシュバックをもらったとしても、他にかかる費用で結局トントン、下手したらマイナスになることも。
さらに光回線のキャンペーンは定期的に変わるので、いちいちどの回線がお得か調べ直して契約し直すのはかなり面倒です。
開通工事まで1ヶ月ほど待ったり、ルーターの設定もし直さないとで大変。
工事費がかかる
enひかりは工事費がかかります。
料金は以下。これはenひかりのサポートに事前に問い合わせしてくれたら事前に教えてもらえます。
①無派遣工事 2,000円
②訪問工事あり、屋内配線新設なし 7,600円
③訪問工事あり、屋内配線新設あり 15,000円
ぼくが見積もりをとったときには、すでにマンション内に光回線が通っていたので7000円ほどでした。
最近のマンションはたいてい回線工事済みの場合が多いので、2000〜7600円ですむケースが多いと思います。
ちなみに光コラボの中には「工事費無料」とうたっているところもありますが、いざ蓋を開けてみると工事費が分割で月額料金に含まれているケースも多く、解約時に残りの工事費も請求されることも多いので気をつけましょう。
enひかりは工事費がかかってしまいますが、それでもおすすめする理由ははキャッシュバックの解説と同じ理由。
長期で使うのであれば初期費用がかかったとしても月額費が安いほうが最終的に安くつくからです。
まとめ 最強コスパのenひかりをおすすめしたい人は?
更新月に解約すれば解約料金はかからないんですが、引っ越しなんて突然くるもの。
これまで解約月にタイミングよく解約できたことは一度たりともないので、これもセットで考えるべき。
長々と書きましたがぼくが言いたかったことを端的にまとめると、光回線は頻繁に変えるものではないので、月額料金が最も安いのを選びましょうということです。
光コラボから回線を選べば、フレッツ光と速度品質は変わりません。
キャッシュバックはないですが長期的に見たら確実にenひかりはお得、3大キャリア以外の携帯を使っている人はこれ一択でいいと思います。
参考enひかり